2013年11月16日土曜日

『私の愛、ナムジュン・パイク』(平凡社)出版記念トーク @北書店

1115日()19:00~、北書店にて『私の愛、ナムジュン・パイク』(平凡社)出版記念トークが行われました。

[ゲスト]
吉原悠博(吉原写真館館主、新潟大学、敬和学園大学非常勤講師)
高晟埈(『私の愛、ナムジュン・パイク』翻訳者、万代島美術館学芸員
[モデレーター]
濱田真由美(新潟県教育庁文化行政課・新潟県立近代美術館主任学芸員)

予備知識はまったくない状態で、後半部分のみ聞かせていただきました。

私の愛、ナムジュン・パイク

「スキャンダラスで面白い本。ほんとのこと? って思うかもしれないけれど、ほんとです」(途中から会場に入ったのですが、ちょうどそんな話をしていました)

ナムジュン・パイクと阿部修也さん、坂本龍一さんとのエピソード。
そして、ゲストの吉原さんが1982年にニューヨークで会ったエピソード。マーサーストリートにあった、アトリエの写真、映像も合わせて紹介されました。

秘蔵音源、映像、秘話が次々と。アートの世界最前線の熱狂ぶりが眩しかったです。約30年前の話ということもあり、吉原さんもお話をしながら思い出すこともたくさんあったようです。予定時間を大幅に超えてもなお様々なエピソードが。

会場の様子

入口の看板

吉原さんの話の中に出てきた、「バス観光ハプニング in 新潟 2012」が気になりました。新潟市美術館の企画だったらしく、2012年9月22日に開催されたようです。チラシを見ると、「1960 年代にニューヨークで発祥したグループ「フルクサス」のメンバーとして、世界各地でパフォーマンスを行ってきた靉嘔氏。日本で最初のパフォーマンスとなった彼の「バス観光ハプニング」(1966 年)の新たな展開として、「バス観光ハプニング in 新潟 2012」を行います。」とのこと。(う〜ん。新潟でもまだまだ知らない世界があるんだな〜とあらためて。)

また、吉原さんは昨年、新潟市が主催した「水と土の芸術祭」に映像作品を出展していました。刻々と表情を変えていく信濃川の映像でした。その迫力の感触がいまもカラダに残っています。

展示会場入口