2017年12月27日水曜日

Life-mag.vol.010【西蒲原の農家 編】発刊のご案内

vol.010【西蒲原の農家 編】表紙

Life-mag.vol.010【西蒲原の農家 編】発刊のご案内です。

本誌、付録1、付録2が刷り上がって編集部に揃いました。これより掲載者、広告主、お世話になった方々へ御礼に回った後、取扱店へ納品に回ります。御礼だけでも20人以上の方々を回る予定です。すぐに書店等に行かれましてもまだありません。納品状況などはブログ、SNSでアップしていきますが、取扱店さんに直接問い合わせていただくのが確実かと思います。多くの方々にご協力いただいていますが、基本的にはひとりでの作業が続いています。前後するところも出てくるかと思いますが、どうかご理解いただけましたら幸いです。

今回は西蒲原地域の農家さんの特集で、新潟市岩室観光施設いわむろやの館長・小倉壮平さんからのお声がけで企画が立ち上がりました。小倉さんは岩室温泉の古民家・小鍛冶屋で6年前から「やさいのへや」という農家交流レストランを開催しています。

年20回ほどの開催で、各回、その時季に採れる旬の野菜をひとつのテーマに設定して、実際に作っている生産者さんと一緒に献立を考え、調理、提供するイベントです。生産者だからこそ知っている美味しい食べかた、生産背景などをお客さんと対話しながら伝えることのできるイベントとなっています。

今回、Life-mag.で取材した13人の農家さんもその活動に関わりのある方々です。わたしも畑を訪ね、生産の背景や、流れ、その人柄などを伺いました。

「やさいのへや」の主催者である小倉さん、そしてともに企画に携わる野菜ソムリエの山岸拓真さんからはご自身の言葉で活動に対する思いを寄稿してもらいました。

また、「農家料理のレシピ」として5品をピックアップし、その調理法や背景を掲載。こちらは、Life-mag.編集見習いである村山亜紗美さん、いわむろやインターン生でシンガーソングライターの岡村翼くんの20代前半の若手に担当してもらいました。

後半にはLife-mag.なりに西蒲原の農業を補足できるような記事をと思い5本の小特集を作りました。前号と特集地域が重なっていることもあり、それを補完するような内容にもなりました。

最後に、やさいのへやの会場である小鍛冶屋の2階でギャラリー「室礼」を主宰する桾沢厚子さんに活動の振り返りを寄稿してもらいました。岩室を中心に各地に残る「手しごと」の現場を訪ね、それをワークショップにして参加者らと共有する活動を続けています。ことの発端は小鍛冶屋の蔵に眠っていた「カマダイ(藁の鍋敷き)」だったそうです。

以下が目次です。

きゅうり|近藤 圭介さん|燕市吉田本町
はちみつ|草野 竜也さん|西蒲区栄
イチジク|渡辺 直樹さん|南区西萱場
ビオレソリエス|笹川 千代子さん|西蒲区赤鏥
豚・ハーブ|川上 敏子さん|西蒲区富岡
米・古代米|渋木 美佐子さん|燕市溝古新
牛乳・ジェラート|後藤 敏子さん|西蒲区角田浜(カーブドッチ内)
大根からし巻|岩崎 修さん|西蒲区松野尾
キウイフルーツ|永塚 薫さん|西蒲区潟浦新
柿|岸本 洋子さん|西蒲区仁箇
寄居カブ|長津 恵智子さん|西蒲区竹野町
りゅうのひげ|八百板 惠子さん|西蒲区岩室温泉(いわむろや)
やひこ太郎(しいたけ)|竹野 勝行さん|弥彦村井田

〈寄稿〉「農家さんの声を届けて 人生を豊かにする食事」|山岸 拓真さん(やさいのへやプロデューサー)
〈寄稿〉「西蒲原の食と人を結ぶ場所」|小倉 壮平さん(やさいのへや主催者)

「農家料理のレシピ 5品」
「ちまき」「きりあえ」「ししとう味噌」「干しかぶの煮物」「だんご汁」(取材・撮影:村山 亜紗美、岡村 翼)

小特集5本
「古写真にみる 水郷・西蒲原」
「巻・割烹渡辺の原点 鎧潟の恵み」
「実りに祈りを 下粟生津四季生業図絵馬」
「治水の門番 西蒲原排水中央管理所」
「米づくりの神 彌彦神社の農業信仰〈初穂講〉と〈相撲節会〉」

〈寄稿〉「土着ワークショップからENZAへ 未来に残る『手仕事』を求めて」

編集手帖

以上、B5判68頁です。
誌面見本が以下です。

見本1



見本2

見本3

見本4

付録1

こちらは〈付録1〉の「西蒲原の地図」です。A2判を小さく折り畳んで入れておきます。地図のテーマは〈治水〉です。揚水機場、排水機場などの治水施設等、かつての潟や川跡、海抜、浄水場などに印をつけました。西蒲原をはじめ越後平野の地形の特徴を考える際に役立ててもらえたらと思います。

付録2

こちらは〈付録2〉として編者が新潟日報『おとなプラス』に寄稿した記事8本を収録したA5判36頁の小冊子です。収録した記事のテーマは「粟島の島祭り」「国上山と良寛」「山北の食文化」「高柳町門出の鳥追い」「秋山郷と鈴木牧之」「角田山の成り立ちと自然」「塩の道 糸魚川から小谷へ」「雲母温泉と雲母神社」です。

雑誌媒体ならでは〈遊び心〉や〈おまけの嬉しさ〉を試してみたくて、今回初めて作りました。こちらも合わせて楽しんでもらえたらと思います。

Life-mag.は2008年に創刊し、2018年で創刊10周年となります。ようやく10号目の発刊となりました。編者の無知、無力で期待に応えられなかった場面も多くありました。これまで取材させていただいた方々、広告主、取扱店の方々、ご支援、ご指導いただいた方々にあらためて感謝します。ありがとうございました。

登山で言えばようやくひとつの山の頂き(10合目)に立ったに過ぎません。ここから見える峰をつたって次の山を目指してこつこつ歩いていきたいと思います。

これからも地域の歴史、文化、そして人の魅力に独自の光をあて、地方の出版文化の末席を担えるよう精進して参ります。引き続きのご支援とご指導、そしてご愛読を賜りますようどうぞよろしくお願いいたします。

ではでは、まずは掲載者への御礼回りへと歩きたいと思います。

2017年12月23日土曜日

〈水〉をキーワードにマップを制作。本誌は無事印刷へ

深夜の編集部

Life-mag.vol.010【西蒲原の農家 編】の発刊まであと一歩。〈付録1〉西蒲原の治水マップを作り込んでいました。排水機場、揚水機場などの治水関連施設、要所ごとの海抜、かつての潟や川の跡を入れたマップを制作しています。

はじめは「農家編」なんだから直売所マップかな? とも思っていましたが、それは行政や農協さんなどにお任せすることにして『Life-mag.』なりに〈水〉をキーワードにマップを作りました。

西蒲原土地改良区、白根郷土地改良区、亀田土地改良区、新潟地域振興局巻農業振興部を訪ねて主要施設について話を聞き、資料をもらい参考に。新潟市潟環境研究所の報告書、『郷土史 燕』、国交省が編集した『信濃川・越後平野の地形と地質』などを読み解いて、地図に落とし込みを行いました。

佐潟に面した赤塚中学

さらに今日(22日)は、新潟市潟環境研究所の協力研究員であり、赤塚中学校の地域教育コーディネーターの太田和宏さんを訪ねて、補足の助言をもらいました。最後、微調整をして明日、入稿したいと思います。

先日、このブログでもお伝えした最後の本誌誌面広告は、佐渡の旅館の方から申し出があり、早々に枠が決まりました。ありがとうございました。本誌はその後、無事に印刷へと進みました。

また、〈付録2〉の「おとなプラス」に寄稿した原稿8本の小冊子は先週中に入稿し、昨日、刷り上がってきました。コンパクトな小冊子で〈おまけ感〉があっていいかなと思います。初の試みです。

マップが刷り上がってきたら、3点を揃えてLife-mag.vol.010の発刊へと進みたいと思います。毎号、作るまでで息が上がりそうですが、作ってからが次の本番。御礼に回って、届けて売って、そして次号につなげて、一巡です。道はまだまだ。

蛇足。

このブログを書いているのは25時過ぎですが、イラストレーターのごく些細な操作方法がわからず悩んでいました。が、やっとわかりました。いわゆるギョーカイの人が知ったら「まだそこかよ!?」ってな操作ですが。ふひぃ。もうちょっと微調整をしたら、上がりにします。

まだお仕事中の方、一緒に上がりにしましょう。

2017年12月15日金曜日

【急募】編集後記内に名刺サイズの広告募集

編集手帖(vol.009)

現在、Life-mag.vol.010【西蒲原の農家 編】のまとめ作業を行っていますが、名刺サイズ広告[15,000円(税込)]が1枠空いています。前号vol.009【寺泊・弥彦・岩室・巻 編】にもあった「編集手帖」のページに配置予定の枠です。最後の調整を行っていたのですが、1枠空いていることにいま気づきました...。

週明けに最終入稿となるので、凝ったデザインだと難しいですが、もしもロゴや店名などをバンと配置し、住所や連絡先を載せてもらえれば良い、という方がいらっしゃいましたら、いかがでしょうか。12/17の夕刻までに1、2度やりとりできると助かります。

「編集手帖」は本誌最終ページにぎゅぎゅっと編集の舞台裏をまとめたようなページです。前回、「字が細かいのであまり見てる人いないかもなぁ」と思っていたら、いやはや意外に読み込まれていて驚きました。「編集手帖のあそこに書いてあった店に行ったよ」「そういう関係、背景があったんだ」「まずは編集手帖から読んでるよ」など何人もの人に声をかけられました。こういう感覚を特集ページにも反映させられればなぁと思うくらい。

[受 付](終了しました)
http://lifemag.thebase.in/items/8500956
領収書の発行も可能です。

ネット決済でなく直接、連絡を取り合いたいという方は
[メール]niigata@life-mag.com
[携 帯]090-7421-3739
Life-mag.編集発行人・小林弘樹 まで。
精算は発刊後でも大丈夫です。

制作支援カンパ]もまだ最後、間に合います。合わせてご検討いただけたら幸いです。よろしくお願いいたします!

2017年12月12日火曜日

Life-mag.vol.010【西蒲原の農家 編】制作支援カンパのお願い6「最終打ち合わせ」

今日は「やさいのへや」の主催者であるいわむろやの小倉館長とLife-mag.vol.010【西蒲原の農家 編】の印刷前の最終打ち合わせを行ってきました。

予定している表紙のイメージや補足記事、印刷前後のスケジュール確認でした。Life-mag.の編集室には家庭用のインクジェットプリンタしか無いので、近所のセブンイレブンに行ってPDFデータをコンビニのレーザープリンタでコピー。似たようなサイズ感の冊子にまきつけて、雑誌のイメージをつかんでもらいました。

次号ではいわむろやの小倉さん、野菜ソムリエの山岸さんらが主催する農家交流レストラン「やさいのへや」に関わる西蒲原地域の農家さん13人が登場します。それぞれ生産背景や思いなどを伺いました。また、Life-mag.なりに西蒲原の農業について補足できるような記事として5本の小特集を作りました。

今週いっぱいですが、制作支援のカンパのみ受け付けております。最後、一口の応援をいただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。


また、今日はやさいのへや開催日だったので、わたしもお客さんとしてお昼を食べてきました。以下に写真をアップします。

農家さんからの説明

今日のテーマは食用菊「りゅうのひげ」。細身の花びらでシャキシャキとした食感、品の良い香りが特徴の菊です。

今日のお膳

今日のメニューは「りゅうのひげの押し寿司」「お吸い物」「りゅうのひげのかき揚げ天」「岸本さんちのサラダ 殿様ドレッシング」「かきあえなます」「りゅうのひげ辛子漬け」「(金箔入り)殿様茶」でした。〈殿様〉とつくのは、りゅうのひげがかつて三根山藩の殿様に好まれたことから。

配膳の様子
企画を担当する山岸さん

なんとなく山岸さんのニットもりゅうのひげに合わせたかのようなカラーでした。本人には未確認。

デザートの説明

今日のデザートを担当したのはケータリングユニット「DAIDOCO」のちひろさん。

デザートにもりゅうのひげ

デザートは「りゅうのひげ白玉ぜんざい」と「りゅうのひげと柚子のかるかん」。かるかんのほどよい弾力が柚子の風味をより一層口のなかに広げてくれるようでした。

やさいのへやライブ

西蒲区を盛り上げようと「いわむろや」でインターンをするシンガーソングライターの岡村翼くんのライブもありました。

今日も農家のお母さん方とお客さんとがごく近い距離で交流しながらのランチとなりました。生産方法や調理法、そして人柄までが伝わるのがやさいのへやの特徴かなと思います。

そんな農家さんの魅力を次号Life-mag.では特集します。どうぞよろしくお願いいたします。

2017年12月3日日曜日

ツバメコーヒーSTANDオープニングレセプションへ

オーナー田中さんによる乾杯

燕市のツバメコーヒーさんの2号店が新潟市中央区万代にオープンしました。2017年12月3日の19:00〜のオープニングレセプションにすこしだけ顔を出してきました。

ツバメコーヒーさんにはLife-mag.の全バックナンバーの取り扱いでお世話になっています。また、在庫が無くなると追加の発注もしてもらい、いつもお世話になっています。

今日は日曜ということで子ども二人の保育園が休み。朝、地元の消防団の集まりに出た後、午前中は仮面ライダーやらを見せながら過ごしました。娘は午前寝。わたしは脇で読書。昼飯のみ実家に預けて、机に向かい次号で出稿してもらう予定の広告制作、1案送信。午後からは二人を連れて、Life-mag.の集金業務へ。後、近くの広場で少し遊ばせる。夕刻、娘は妻へ。息子を連れて万代へ。途中、回転寿司からのディズニーストア、後、ツバメコーヒーSTAND(2号店)でした。

以下に写真を。

ケータリング、サンドウィッチも

オリジナルグッツ

オシャンティーなゲストの面々はみな、花束やらデパートの紙袋にお祝いの品を渡していましたが、わたしは(いつも通りの)甲斐性の無さを発揮し、手ぶらで突入。なにも持って行かないかわりに、なにか持って帰ろうと思い、オリジナルの手ぬぐいを購入。

「無理して買わなくていいのに〜」という田中さんの一言に対し、

「いや、記念に〜」にしか言えない、(いつも通りの)機転の悪さを発揮。

(話は違うけど、竹原ピストルさんが歌う「そんなに気を遣って注文しなくていいからねという、あの喫茶店のマスターのささやかな激励」を連想するなぁ)

お店はお客さんでいっぱいだったので、キッズルームがあって助かりました。カーズのトミカがあって、息子は大喜び。

数人の知り合いに短い挨拶だけして退散。

撮影:息子

ケータリングを担当したあゆみさんとまいこちゃんを息子が撮影。

入口階段

看板

タイロウくんがんばって〜!

「ツバメコーヒーSTAND」
新潟市中央区万代1-2-13 コスモビル2F
営業時間:11:00〜18:00
定休日:月・火

※Life-mag.は燕市のみの取り扱いです。

2017年11月27日月曜日

「工場夜景 銭湯入浴 NIC湯上りコンサートツアー」に講師で参加

湯上がりコンサートの様子、金の湯

11月26日といえば、いい風呂の日。

新潟日報『おとなプラス』の販促イベントに講師として参加してきました。「工場夜景 銭湯入浴 NIC湯上りコンサートツアー」と題したイベントで、新潟日報の販売店である株式会社新潟日報サービスネットさんが主催したものです。

新潟市東区の工場夜景を見て、トキメッセ展望台で食事、山木戸地区の銭湯「金の湯」に入浴、新潟県産の牛乳を飲み、クラシックのミニコンサート、そして「おとなプラス」取材記を小林が語る、という展開の目まぐるしさに対する柔軟性と耐性が求められるイベントでした。浴場組合と牛乳組合、そしてNICのコラボ企画とのこと。

わたしは20分弱の時間で、『おとなプラス』に寄稿した「粟島の島祭り」「鈴木牧之と秋山郷」「八海山の山岳信仰」の3本の記事について、取材エピソードをお伝えしました。新聞の3ページを埋めるだけの取材が求められる仕事なので、何人かの人を訪ね歩いて話を聞き、歴史背景を調べて書いています。ひとつの記事だけでも20分くらいは話せるので、ほんとに駆け足となりました。

読者の方からは「いままで何気なくぱらぱら〜っと見てたけど、親近感と興味が湧いた。もうちっと真面目に読むて(笑)」。参加していた新聞配達スタッフの方からは「つくってる人のことも知れて、配り甲斐が増したよ!」などと声をかけてもらいました。

わたしは10年前までこの新聞を配る側だったので、スタッフのモチベーションにつながったというのはとくに嬉しい一言でした。冬に向かって冷たい雨が続くこの11、12月の新聞配達は身体の芯まで冷えて過酷だし。

『Life-mag.』の場合は、作り手が売り手でもあり、取材で預かった言葉を直接販売店や読者に届けています。しかし、新潟日報のような大企業はそうはできません。記者は何人いるのでしょうか。そういえばわたしもわかりません。現場の記者をまとめるデスク、社としての主張を決める論説委員、写真部、紙面を組む整理部、広告を取る営業部、イベント事業、ウェブ事業、印刷事業、経理、総務、清掃や受付のパートさん...、ほかにもたくさん。

なかでも読者にもっとも近いところにいるのが新聞配達のスタッフです。毎日、読者の家のポストまで足を運んでいますので。

作り手がどんな思いで取材をし、どんな表情をした人間なのか、売り手(配達スタッフ)が知ることによって、なにかしらのいい影響があったらなと思います。わたしが在職したのは3年ほどですが、記者の方に会うことは1度もありませんでしたので。

ここからは書きながら考えた思いつきです。

まぁ、適当に読んでください。

新聞社はまるで1本の〈川〉に例えられるのではないでしょうか。新聞は上流から下流へと流れていく〈水〉です。

記者の方々が向かう現場が〈山〉だとしたら、読者が暮らす生活の現場は〈海〉のようだと思います。もちろんどちらも実際にはひとつながりの同じ場所ですが。

記者の方々は山や森に分け入って、危険がないか、手入れの必要はないかをつぶさに見て歩いて、それを知らせる人。新聞社は川のようで、それを河口にいるわたしたち読者に届ける存在です。そして、わたしたちは港町でそれを受け取り、状況を確認し、日々の生活=海へと漁に出るのです。

気仙沼の漁師・畠山重篤さんが『森は海の恋人』(文春文庫)で指摘しているように、実際にも森が荒れると海も荒れます。

記者は、

「お〜い、この枝落とした方がいいよ〜!」

「この樹は腐ってるから早めに倒したほうがいいよ〜!」

「倒す方向を間違えると、脇の小川を塞ぐから気をつけてね」

「ここにきれいな花が咲いているよ」

と山の声を聞く人です。

また、河川工学を研究してきた新潟大学の大熊孝さんには「川は地球における物質循環の担い手である」という言葉もあります。川が機能不全に陥ることは、わたしたちの暮らしや命を脅かすことを示唆しています。

大熊さんの言葉にいまの例えでいう〈川〉を照らし合わせれば、第4の権力である新聞社のジャーナリズムが機能不全に陥ることは、そのままわたしたちの暮らしや命を脅かすことになるでしょう。

〈山〉〈川〉〈海〉を結んで新聞社のすがたを考えるとこんな感じでしょうか。

こう書いてみると今回の依頼は〈川〉の手入れだったのかな...。

ま、『おとなプラス』とジャーナリズムはちょっと違うし、それは本社の記者の方々が専門とする仕事です。そもそもわたしは社外の人間で、河口の港町に住むいち読者です。日和山の灯台から上流をうすぼんやり眺めて勝手なことを文章にしただけですね。

以下、その日に撮った写真です。

東新潟駅すぐにある貨物ターミナル

たまたま通った貨物列車

参加者にまじってわたしもぼけっと見ていると、隣のおじちゃんが話しかけてきて、「おれここの工事をやったんだよ」と。昭和35年頃に造成、整備が進んだそうです。以前は一面田畑だったとのこと。

旭カーボン

有名ですよね。

近年は行政やNPO団体などがツアーを多く開催していて東区と言えば、というポイント。コミ協の会長も参加していて、過去のツアーでは倍率20倍なんてこともあったそう。12年前、東区に住んでいる時、知遊堂への行き帰りでよく見てました。

朱鷺メッセ展望台へ

こちらは添乗員用のご飯。ハンバーグ丼。美味しかった。

金の湯

東区中山3丁目の「金の湯」。近所の常連さん、ツアー参加者と一緒に入浴。湯上がりにはビンの牛乳が。

ミニコンサートの様子1

参加者は26名。

ミニコンサートの様子2

NIC木戸でのミニコンサートの様子。左の男性はNIC木戸の営業所長の佐藤亮太さん。あんなに上手いとは。右のフルートとヴァイオリンの女性がメインの奏者でした。

わたしの講義もここでした。風呂上がりだし、スポットライトも直射だし、汗だくになりました。

イベントチラシ

喫茶カンポス

イベント前に過去の紙面を振り返ろうと思い、NIC木戸の近くにある喫茶カンポスへ。昭和の匂いに包まれながらアイスコーヒーとバナナサンデーを。店主は年配の男性で、パキパキと動いて、声にもはりがあった。向かいに座っていた20代前半の男性2人はだれとだれが付き合った、別れたの話。隣の20代後半の若い夫婦は、子ども手当てはいつ振り込まれるのか、初詣はどこに行こうかの相談。わたしは新聞の読み返し。

バナナサンデー

会計の際、店主にこの通りである「中山はちのす商店街」の由来や盛時の様子を聞いた。昔は本屋もあったらしい。

以上です。

佐渡から山木戸へ。しばらく留守が続きました。

2017年11月26日日曜日

平成29年度佐渡地区高等学校・中等教育学校PTA連絡協議会会員研修会で講演

懇親会の集合写真。写真提供:伊藤善行

11月24日13:00〜、「平成29年度佐渡地区高等学校・中等教育学校PTA連絡協議会会員研修会」で講演をしてきました。会場は八幡館。演題は「仕事を作り、人生を拓く、小さな雑誌社の挑戦」。

今回の依頼はLife-mag.【佐渡 編】で取材した米農家の相田忠明さんが佐渡高校PTA会長を務めていることもあり、推薦を受けて依頼をいただきました。24日は荒天が予想され「もしかしたら船が止まるかも」とのことで、前日、ブリコールの展示会後に急遽、佐渡汽船に直行。いざ佐渡へ。相田さん宅に泊めてもらいお世話になりました。

この研修会は佐渡島内全体の高校のPTAの研修会で、校長や教頭、教員、そしてPTAの方々を合わせ約110名が参加。わたしの経験は教育的に果たして...? と思いながらも、いつも通り朴訥と語ってきました。

持ち時間、1時間のうち40分はわたしから。最後20分強は相田さんとの対談でした。雑誌創刊の経緯、創刊期の模索、近刊の編集エピソードなどを話しました。佐渡取材時に居候先をどう見つけたか、相田さんにどうたどり着いたかなども話しました。

持参したバックナンバーはほぼ完売し、ある程度の共感も得られたかと思いますが、わたしの「無謀な挑戦」に疑問の声もいただきました。

「あなたのやってることは〈男のロマン〉でしょう〜。家族が大変。実際の生活は?」

「自分の子どもが小林さんのような生き方をしたいと言ったら〈良い〉と言えるか疑問。モヤモヤが残った」

などなど...。

講演用に写真をいくつか持って行ったのですが、話し始めたら、もう夢中になってしまい紹介するのを忘れてしまいました。最後に相田さんから促されて思い出すという...。ある先生からは「いま講演会ってみんなきれいなパワーポイント使うでしょう。あなたのは思いが溢れてる感じでよかったんじゃない」とも言ってもらいましたが。

参加者の方々からは、賛否の声をいただきました。

講演の様子。撮影:伊藤善行

佐渡市真野新町の伊藤屋の伊藤善行さんが講演の様子を撮影してくれました。伊藤さんは佐渡高校PTA副会長を務めています。【佐渡編】取材時には伊藤さんを訪ねて島内の情報をいろいろと教えてもらいました。ご縁が一周回って、また再会できて嬉しかったです。

伊藤さんの「番頭のブログ」は旅館の広報という意味を越えて、佐渡全体の観光情報を伝えるブログになっています。行間に垣間見える情熱がすごい。

http://itouyaryokan.com/blog/

貴重な機会をいただいた相田さんはじめPTA役員の方々、準備に奔走していただいた先生方にあらためて感謝します。

これからも佐渡とのご縁をあたためていきたいです。いつかまた佐渡に関する特集号を!とも思っています。

ありがとうございました。

2017年11月24日金曜日

『ENZAの屋根裏縁日』へ

先日このブログでも紹介した北方文化博物館で行われているブリコールの『ENZAの屋根裏縁日』に、昨夕、行ってきました。写真をいくつかアップします。

会場の様子1

北方文化博物館の正面受付の2階が会場になっています。ブリコールの桾沢さんご夫婦がこれまでの活動の中で直接知り合ってきた方々の手仕事から生まれた品々が展示、販売されています。生産の背景や、職人の人となりまで知っているお二人だからの解説をされていました。

目の前でLife-mag.を手に取っているお客さんもいて、ちょっと緊張しました。

2

わたしは山際さんの小さな草ぼうきを購入。

日知舎のおえ草履

Life-mag.vol.008【秋田・山形・新潟・富山・石川=日本海編】で取材した山形の成瀬さんらが手がけるおえ草履も。

Life-mag.も

Life-mag.のコーナーではvol.007【シネ・ウインド編】と創刊号が面出しされ、齋藤さんの存在感が光ってました。

会場入口

庭園のライトアップ

せっかくなので、館内にも入って見学。紅葉のライトアップがきれいでした。カップルやカメラマンでけっこう人が入っていました。直前まで仕事でばたばたしてて、17:30からの学芸員の解説には間に合いませんでした。

ブリコールさんにはLife-mag.vol.010で岩室温泉にある小鍛冶屋を拠点にするギャラリー「室礼」や「土着ワークショップ」、「ENZA」の活動を振り返って寄稿してもらいました。4ページの掲載予定です。

『ENZAの屋根裏縁日』は11/26まで。北方文化博物館と合わせてぜひ訪ねてみてください。

2017年11月23日木曜日

Life-mag.vol.010【西蒲原の農家 編】広告募集と制作支援カンパのお願い5「補足記事について」

新嘗祭/初穂講秋季大祭

今日は彌彦神社の新嘗祭および初穂講秋季大祭の取材に行ってきました。彌彦神社の御祭神である天香山命(あめのかごやまのみこと)は、当時の越の国に稲作を伝えたとされる農耕の神様でもあります。今年は、彌彦神社を信仰する県内の農家約6,000人の講員から約330俵の米が奉納され、一年の実りに感謝を捧げる神事が行われました。

Life-mag.vol.010【西蒲原の農家 編】の補足記事で掲載予定の取材でした。次号編集作業も佳境を迎えていますが、補足記事の紹介をします。

前半で紹介する農家さんはいわむろやの小倉さんから指示をいただいて取材を進めてきましたが、最後に掲載する補足記事は、Life-mag.なりに西蒲原の農業を補足できる記事を作ってみました。

古写真にみる 水郷西蒲原」
割烹渡辺の原点 鎧潟の恵み」
実りに祈りを 下粟生津四季生業図絵馬」
治水の門番 西蒲原排水中央管理所」
米づくりの神 彌彦神社の農業信仰」

以上の5本はLife-mag.独自で取材しました。

最後になりましたが、制作支援のカンパ(10,000円)を引き続き募集しています。広告も名刺サイズ(15,000円)であれば、まだご用意できます。もしも検討中の方がいらっしゃいましたら、ぜひともよろしくお願いいたします。

制作支援カンパの受付
http://lifemag.thebase.in/items/8501132

名刺サイズの広告受付
http://lifemag.thebase.in/items/8500956

どうぞよろしくお願いいたします。

2017年11月17日金曜日

南陀楼綾繁『編む人 ちいさな本から生まれたもの』(ビレッジプレス)にインタビュー掲載

編む人

全国各地で本(雑誌)づくりに携わる9人のインタビューを集めた南陀楼綾繁(ナンダロウアヤシゲ)『編む人 ちいさな本から生まれたもの』(ビレッジプレス)にインタビューを掲載していただきました。

掲載順に...、
『ハードスタッフ』の小西昌幸さん、『コミック・マヴォ』の竹熊健太郎さん、『入谷コピー文庫』の堀内恭さん、『プレイガイドジャーナル』の村元武さん、『カタリココ』の大竹昭子さん、『新宿プレイマップ』の本間健彦さん、『雲のうえ』の牧野伊三夫さん、『Life-mag.』小林、『地域雑誌 谷中・根津・千駄木』の山崎範子さんです。

業界の大先輩に挟まれての登場で嬉しくもあり、恐縮でもあります。わたしはルーキー枠で入れてもらいました(たぶん)。

9人に共通するのはマーケティングから逆算(発想)された本(雑誌)ではないということかなと思いました(これは2017年3月に仙台の火星の庭でイベント開催してくれた『インフォーカス』相沢さんがブログに書いていたことですが)。自身の内側からこんこんと湧き上がる好奇心をどうにも押さえ切れない。ええいっ!、、、「やりたいことを やるんだよ!」(帯文)という9人なのかなとも思いました。

そして、各地を歩き、作り手とつながり、同じく内側からこんこんと湧き上がる好奇心を持ってインタビューを重ねてきた南陀楼さんだからこその密度の濃い一冊になっています。

過去に『Life-mag.』も何度か東京の雑誌社の取材を受けたことがあります。それは、メールで主旨説明があり、ワードに書かれた質問状が添付されていて、それに回答して返信してほしいというものでした。

どこかで『Life-mag.』のことを聞いて、知って、取材を依頼してくださったことは大変嬉しく、まだまだ無名の雑誌であり、取材させてもらった人、広告を出してくれた人のことをより多くの読者に届けたいと思い、ほぼ断ることなく対応しています。

ただその質問を読むと、コピペして宛名を変えれば、どの雑誌の人にも聞けるような場合もありました。ある時は、隣県の某雑誌名が書かれた質問状が添付されていました。それでも宛名を無視して、答えようと思えば、そのまま答えられる内容でしたが...。媒体の性格があるので、一概にどちらが良い悪いは言えませんが「うぉ...」と思いました。

話が逸れてきたので、もとに戻します。

『編む人』に掲載されたインタビューは、2016年6月13日に古町のヒッコリースリートラベラーズで行われた「ナンダロウアヤシゲ ミーツ ライフマグ 〜地域雑誌を考える〜」をもとに加筆修正したものです。約20ページ。

しゃべりにまったく自信のないわたしは、その日も大丈夫だったかなぁ...と思ってましたが、終了後に南陀楼さんが「今日のよかったよ。なにかにまとめらるかもだから、録音データあとで送って」と言っていたのを思い出します。こうしてかたちになって嬉しいです。

Life-mag.vol.009【寺泊・弥彦・岩室・巻 編】の制作エピソードを中心に、営業、納品回りのことや創刊前後のことをなどを話しています。印刷代、広告費、取扱店舗数、発行部数からその時どのくらい出荷したかまで答えています。

創刊号の頃、町のキーマンのような人とまったくつながりがなかったことを話しています。この町ではどんな人がどんなつながりがあって活動しているのか、まったくわかりませんでした。誰を頼って、面白い人に辿り着けるのかもわかりませんでした。

では、どうするか。

わたしにできたのは歩くことでした。

創刊号で、お寺の住職にインタビューしたいと思い、頼ったのはグーグルマップです。当時住んでいたのは鳥屋野。グーグルマップで「お寺」と検索して、ピンの刺さったところから順番にインターホンを押して歩いていったエピソードも出ています。

これに関連して最近、思い出したことがひとつ。

『編む人』のインタビュー原稿を校正している前後で「成宮アイコ『あなたとわたしのドキュメンタリー』刊行記念トークin北書店」に参加しました。その時、北書店の佐藤さんがパンクスだった頃の話に触発されて思い出したことがあります。

創刊号の頃、新潟の音楽家をだれか取材したい。でも、どこでどんな人たちが活動しているかもわからない。誰に聞けば、そういう人とつながれるのかもわかりませんでした。

そこでわたしは古町地区にあるゲイングラウンドや新潟駅前にあったリスキードラッグストアに行って、「あのぉ、すみません。これからライフマグっていう雑誌を作るんですけど、そこで新潟のミュージシャンを取材したいんです。最近、お薦めのバンドとかいませんか」と聞いていました。

当時、25歳。取材のやり方もまったくわからない若造の唐突な問いかけでしたが、両店ともにバンド名をいくつかあげてくれたり、店頭にあったサンプルCDを持たせてくれたりしました。(佐藤さんに聞いたらリスキーの前身はUKエジソンというCDショップだったそうです。)

懐かしくもあり、ほんといろんな人にお世話になりながら、どうにかやってきたんだなと思いました。

それから最近、新潟日報で南陀楼さんの文章がいくつか出ていたので紹介します。

新潟日報おとなプラス

2017年11月10日付け新潟日報「おとなプラス」では本の街、神田神保町の形成にかかわった長岡出身者の足跡を追った記事が出ています。「博文館」の大橋佐平、「酒井書店(一誠堂)」の酒井宇吉、「弘文荘」の反町茂雄らが登場。

新潟日報おとなプラス

さらに2017年10月30日付け新潟日報朝刊には読書週間に合わせて、本を読む喜びについてのエッセイが掲載されています。共同通信の配信記事だそうです。夏葉社から復刊された『埴原一亟 古本小説集』に自身を重ねての文章。

本や雑誌、それを作ること、届けることに心底惚れ込んでいる南陀楼さんだからこその1冊であり、記事です。

『編む人』、ぜひ書店で手に取っていただけたら幸いです。

2017年11月15日水曜日

「ローカルマガジン展 地域と文化をつなぐメディアⅡ」に出展

ローカルマガジン展チラシ

2017年10月19日〜12月26日まで、新宿にあるリビングデザインセンターOZONEで開催されている「ローカルマガジン展 地域と文化をつなぐメディアⅡ」にLife-mag.も出展しています。語尾だけ言い換えると「るらしいです。」。昨日、知りました...。

「個性ゆたかなローカルメディアを通して地域の多様性を知り、生活文化が育まれる「場」を見直してみます。」とのこと。各地の地域誌と並べていただき光栄です。どんな空間になっているのでしょうか。わたしも近かったら行ってみたかったな。お近くの方はぜひのぞいてみてください。

12月17日15:00〜は、秋田のフリーマガジン『のんびり』の編集長などで知られる藤本智士さんを招いて「ローカルメディアの魅力とまちづくりとの関係性を考え」るトークイベントも行われるようです。

トークチラシ

ちなみに藤本さんは、11月26日に新潟市の北書店で、燕市のツバメコーヒー店主・田中さんともトークをするようです! そういえば、ツバメコーヒーさんで『のんびり』を1部もらってきたことがありました。


こちらも気になります!

2017年11月12日日曜日

Life-mag.vol.010【西蒲原の農家 編】広告募集と制作支援カンパのお願い4「燕三条 工場の祭典の耕場へ」

先月10月5日〜8日まで燕三条地域を中心に「燕三条 工場の祭典」が開催されていました。各種メディアで報じられ、SNSでの発信を目にした方も多いのではないでしょうか。期間中の来場者は約53,000人だったそうです。その後、工場の祭典の取り組みが、ドイツのレッドドットデザイン賞を受賞するなど、いまだにその余波が続いています。



イベント後も公式フェイスブックでは情報の発信が続いていて、同地域のイベント情報、企業情報を見ることができます。

燕三条 工場の祭典facebook
https://www.facebook.com/koubafes

わたしは最終日の8日に1ヶ所だけ行くことができました。その日は1日子守りの日。朝イチ、近所のお寺の住職が代わるということで、稚児行列に子ども2人を連れて参列。その後、工場の祭典の参加「耕場(こうば)」のひとつである「本町そ菜出荷組合」さんのハウスへ行きました。次号Life-mag.vol.010【西蒲原の農家 編】では同組合から近藤圭介さんに登場いただく予定です。

以下に写真を3枚。

収穫体験

ハウス

受付

自宅でも祖母が畑をやっていますが、大型ハウスはまた迷路のようで子どもも楽しかったようです。収穫後はハウスのすぐ隣にある日ノ宮神社で1時間ほど遊ばせてから帰りました。夜、自分で収穫したキュウリを「はやく食べた〜い」とバリバリ食べていました。空きっ腹にキュウリだけ食い過ぎて、その後、「お腹いた〜い」と言ってましたが(笑)。良い経験になったようです。

次号Life-mag.では、きゅうりの生産の流れ、本町そ菜出荷組合としての品質向上の取り組みなどを伺いました。近藤さんが語ってくれた最後の一言も良かったです。

乞うご期待。